「知人の話によると」というと非常にウソくさいがホントのお話
■ディズニーの都市伝説
「ディズニーが、『プールにミッキーを描きたい』といういたいけなお子さまたちの願いを踏みにじった」というのは都市伝説なのでは? という記事。おおむね賛成。以下は、知人(出版関係)が自社の出版物にディズニー作品を掲載するに当たって広報担当者と折衝していた時に聞いたお話。曰く「手続きさえ踏んでもらえれば、非合法組織でもない限り、たいていキャラクターの使用許可は出す」(宣伝媒体の場合は若干異なるようだが)とのこと。寂れた商店街がミッキーショーをやりたいのなら喜んでミッキーを派遣するし、学校などの施設にキャラクターを描いてもらうのもやぶさかではないのだそう。法外な使用料・ギャランティを請求することもないらしい。このコメントから考えるに、件の小学校は無許可だったのではないだろうか。であれば、ディズニーの態度には何ら問題はないはず。「著作権にうるさい」という理由で叩かれがちなディズニーだが、コンテンツホルダーが自分の著作権を主張することの何がいけないのだろう? 作品・キャラクターはまったくと言っていいほど好きではないが、この点については同情する。
ただ、その扱われ方にデリケートになっているのは事実。映画や絵本での描かれ方から逸脱したキャラクター使用はアウトらしい。プールの一件の場合、たとえ手続きを踏んでも、本来地上で暮らす生き物であるネズミのミッキーが水中に描かれることに難色を示した可能性はあったみたい。あと、面白いのが「両雄並び立たず」の原則。世界のアイドル・ミッキーマウスが、ほかのスターと共演するのは基本的にNG。マイケル・ジャクソンが東京ディズニーランドを貸し切りにしたのには、当然、トラブル回避の意味もあるが、ミッキーとマイケルの2ショットを第三者に見られるのを避ける目的もあったのだとか。ディズニーシーでの矢沢永吉ライブも、ミッキーなどによるファイナルショーが終了してから行われている。「中の人などいなぁい!」のルールといい、自社のキャラクターをスターたらしめんとするその努力と徹底ぶりは立派だと思う。
ちなみに、記事中リンク先では『アダムス・ファミリー2』でのディズニー作品の扱われ方を例にディズニー批判を展開しているが、世間から自社がどう見られているかも先刻承知とのこと。ディズニーが王道を行くことで、それを批判するような作品が登場する。それによってエンターテインメントシーンが広がりを持つのは非常に良いことなのだそう。優等生的発言ではあるが、ここまで来ると勝者の余裕ですな。ツッコミを入れると、こっちが卑屈になりそう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。






コメント
自分のココログを「不惑でアニメ」とはしたくなぁい、じゃなくて。「中の人などいない」も徹底的ですよね。全世界にミッキーマウスはただ一人、浦安とフロリダで同時に出演中なんて事は絶対に無い、とか。
投稿: satoshis | 2004/03/09 11:18
コメント、ありがとうございます。
>自分のココログを「不惑でアニメ」とはしたくなぁい、
>じゃなくて。
こんな名前を付けてしまった今となっては、いっそ10年保たせてサイト名を変更してやるのも一興かな? などと思ってるんですけどね。
>全世界にミッキーマウスはただ一人、浦安とフロリダで
>同時に出演中なんて事は絶対に無い、とか。
そうそう。
基本的にディズニーは嫌いなんですけど、それ以上にこういう企業努力を「偽善」とかって叩く安直さが嫌いなんですよ。好き嫌いは別として、そうそう出来ることじゃないですよ。そこにはポリシーを感じるし、それを貫く姿勢は立派だろうと思うわけです。
投稿: 成松 | 2004/03/10 07:41